白金新聞は東京白金の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

世界中の美術館を知る画商さんが白金タワーにいた!!

白金タワー1Fアートハウス白金を経営する

北澤元朗(きたざわもとお)さんです
【白金と美術編】
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1.トランペットにハマった青春時代、
ジャズを深堀りすると戦争の歴史を知ることに繋がったと語る

2.”世界中の美術館はほぼ周った”西武百貨店美術部時代の経験と
現代的な感覚を取り入れた現役の画商さん。

3.”おもちゃの病院””絵本の読み語り”ご夫婦で白金エリアの児童館、
小学校、図書館、アートハウスでボランティア活動中

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北澤元朗(きたざわもとお)さん
プロフィール
生年月日:1942年 (76歳)
満州国新京市生まれ
山形県立山形東高校卒
武蔵大学卒
西武百貨店入社
東京銀座で日西ギャラリーを開設(1980年)
32年間経営して閉廊
アートハウス白金開設(2012年)
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12年前に白金に引っ越してきた

白金新聞
いつ頃からアートハウスをされているんですか?

北澤元朗さん
ここ(白金タワー)ができて、私がここに引っ越したのが12年位前になるのかな。
その前は中目黒にいたんだけどね。

中目黒でもボランティアはやってたんだけど、
白金に引っ越してきて一番最初に始めたボランティアが、
おもちゃ病院なんだよ。

白金新聞
チラシを見たことあります!!

北澤元朗さん
港区には13ヶ所の児童館があって、その児童館を巡回して
子供の壊れたおもちゃを治してあげるボランティア団体に入ったんですよ。

その児童館を回っていた中に朝日児童館っていうのがあったの。

白金新聞
行ってました!!(子供の頃)

北澤元朗さん
朝日児童館でおもちゃの修理をやっててね。
家内がたまたま、読み語りのボランティア団体の「きしゃぽっぽ」に入っいて、
幼稚園、図書館で読み語りもやってたんで、私もやってみようと思ってね。

最初は朝日児童館で子どもたちに絵本の読み語りをしていたんだけど、
三光小でもやってほしいって言われてね。
三光小と朝日児童館と2つやってたんだけど、
朝日児童館がなくなって白金の丘ができてからは、
白金の丘だけやることになったんだけどね。

白金新聞
読み語りもだいぶベテランなのでは(笑)

北澤元朗さん
もう何年もやってるからね。それで私はたまたま楽器もやるもんだから、
ギターとかトランペットとか持っていって
子どもたちに童謡を歌わせるみたいなことをやってるわけ。

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東京の大学を卒業~西武百貨店に就職

白金新聞
西武百貨店って、あの大きいデパートですよね?

北澤元朗さん
西武は当時から大きいデパートだよ。
西武百貨店は池袋にあるのは知ってるよね?

白金新聞
はい。

北澤元朗さん
以前は西武百貨店は池袋の店しかなかったの。
でそれがちょうど僕が入って43年に初めて渋谷に支店を出したの。

白金新聞
おぉなんか鳥肌が立ってきました(笑)

北澤元朗さん
渋谷に6年、池袋に6年半分、12年間くらいいたね。

白金新聞
当時、西武百貨店とかエリートがいくようなところですよね?

北澤元朗さん
43年のときはそうでもなかったけどそれから先がすごかった。
サンシャインができた時に本部がそこに移って、
そしたら学生達が入社するためにリクルートスーツを着て
サンシャインのビルを取り巻くぐらい西武百貨店は人気があった。

白金新聞
昭和54年生まれなんですけど、子供の時に家族でデパートに行く時代で
それより前の百貨店の話なので、、、

北澤元朗さん
あなたの世代もあるね、デパート行って屋上の遊園地で遊んで、
その後デパートの食堂でご飯を食べて帰ってくるみたいな。

白金新聞
そうです。家族の大行事でおじいちゃんおばあちゃんとみんなで。
早く着替えなさい!みたいな笑

北澤元朗さん
昭和55年に西武を辞めてから銀座に画廊をつくって、
その時にいろいろな会社を作ったんだよ。

白金新聞
すごいですね。とってもパワフル!!笑

北澤元朗さん
今76歳だから、もうすぐ死ぬんだよ笑

白金新聞
いやいや、全然お元気そうなんで笑

北澤元朗さん
だからもうすぐ死んじゃう笑

白金新聞
いやいやいや笑 ピンピンじゃないですか。

北澤元朗さん
危ないんだよ笑

白金新聞
いや、危なくないですよ笑笑

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退社後は銀座で独立

北澤元朗さん

1980年に画廊を作って70歳までやったんだよ。
2012年まで、32年間ね。

白金新聞
すごいですね!!
西武の時にすでに実績があったということですよね?

北澤元朗さん
西武の美術部という所にいたわけだよ。
その美術部で12年間勉強をして・・・

白金新聞
売ってたんですか?

北澤元朗さん
売ってた、売ってた。
その時に絵の勉強を全部して。

白金新聞
へぇー!

北澤元朗さん
私は経済学部出身で美術学部じゃないんだから。

白金新聞
入社して美術部になったのはどのくらい経ってからなんですか?

北澤元朗さん
最初から・・・ということもないんだけど
、最初はすこし外商のところいたね。

白金新聞
めちゃくちゃエリートじゃないですか。

北澤元朗さん
でもね、百貨店の中のエリートというのは
衣料品関係なんだよ。

白金新聞
そうなんですか。

北澤元朗さん
百貨店の中で圧倒的に売上が多いののが衣料品で、
売上の90%くらいを占めているんだよ。
だから今、百貨店が困ってるの。

白金新聞
洋服が売れないから?

北澤元朗さん
売れない!

白金新聞
ユニクロなどのファストファッションの影響ですか?

北澤元朗さん
ユニクロがあるし、ZOZOTOWNもあるし。

白金新聞
若い・・・。
けどお客さんの層がちがうのでは?

北澤元朗さん
そういうことだね。確かにある程度は高所得者が中心ではある。
ただ、一般の人も昔は買ってたのよ。
というのは、昔はどこの家も床の間というのがあったんだよ。
そうすると、年末にきれいに大掃除をして、家の中に正月飾りをするんですよ。
しめ縄を飾ったり、門松を置いたり。床の間には必ず新しい掛け軸をかける。

白金新聞
新しい掛け軸なんですね。

北澤元朗さん
そういう時代だったから、私が入社した当時は年末になると
掛け軸が山積みにされてそれが全部売れてたの。

白金新聞
そういう文化だったんですね。

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美術と日本の四季のお話

北澤元朗さん
日本には四季があるでしょ?
日本には文化を楽しむという風習があってね。
お正月にはお正月の飾りを、三月節句になるとその飾りをして、
春が来て、五月節句があって・・・

それから、夏が来て、秋が来て、中秋の名月に月見をやってね。
そして暮れに入っていくと、除夜の鐘が鳴って、お正月がくる。

そういう文化が繰り返しあるんだよ。
そこに飾ってある絵のように、四季の絵は春が多いんだよ。
みんな春が良いって言うからね!

春・夏・秋・冬と、
秋になれば紅葉の絵を飾るという、
日本人には文化を楽しむという風習が昔からあったの。
障子一枚で外との空気の出入りが昔はあってね、
四季を感じることができたわけ。

冬になると火鉢しかなくて寒くてね。
今は生活が西洋化してきて、生活が密閉化して冷暖房があってね。
四季が感じにくいわけ。

そうなってくると、四季を楽しむ文化も薄れちゃうんだな。

白金新聞
たしかに・・・。

北澤元朗さん
そういうことがなくなっちゃって、日本の文化はちょっと問題があると思う。
日本人は微妙な文化を楽しむ国民だったんだけど・・・。

白金新聞
そうですね、月見とかありましたね。

北澤元朗さん
季それ節と文化を楽しむ日本人の良さがあったんだよ。
日本には和歌とか俳句があって、それには枕詞があって
必ず四季を歌うことになってるんだよ。
そういうものはヨーロッパや外国にはあまりない文化だと思うよ。

白金新聞
季語ってありますもんね。

北澤元朗さん
そう、季語ね。それは外国にはない!どこにも!
日本人は非常にすぐれた文化感覚をもってたんだよ。
それは今は捨てちゃったんだよね、残念ながら。これは残念なことなんだよ。
西洋化していってるから。
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白金新聞
すごいですね・・・。

北澤元朗さん
それは日本人は戻す必要があるよね。世界中に無い良さなんだから。
ただ、難しいんだコレ。

白金新聞
難しいんですか?

北澤元朗さん
むずかしいよ!だって日本には漢字があるでしょ?
ひらがな、カタカナがあるでしょ?
これが難しいわけ。私がボランティアに行くところには、
小学校の子供達の中に外国の子もいるわけだよね。
そうすると、日本語の難しさがよくわかる!
例えば、月という漢字があるよね、英語だとMOONの1つしかないけど、
月(つき)というのは頭に「1」がつくと1月(がつ)になるし、
後ろに「曜日」がつくと月(げつ)曜日になるんだよ。

白金新聞
あ〜、そうですね!

北澤元朗さん
そう。漢字、カタカナ、ひらがながある上に、
1つの文字がいろいろ変わってきちゃうわけでしょ?

白金新聞
音読みや訓読みがありますからね。

北澤元朗さん
これは外国人にはわからないんだよ。

白金新聞
あ〜〜。

北澤元朗さん
アルファベットなんて26文字しかないけど、漢字は読み方や
意味もたくさんあるから。

白金新聞
そうですね・・・

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銀座から白金へ

北澤元朗さん
2012年に銀座をやめて、白金に画廊を移したの。

白金新聞
なぜ白金を選ばれたんですか?

北澤元朗さん
この上に住んでるからね。本当は画廊をやめるつもりだったんですよ。
でも家にいて、家の中にだけ絵を飾って自分だけが楽しんでも
寂しいわけだよ。
それでこれは画廊を作らないとだめだと思って、ここは隠居をする
つもりでつくったの。年金生活者になっちゃったから笑
いまは子供が遊びに来るところになっちゃったけどね。

週に1日か2日くらいしか開けてないけど、
子どもたちが遊びに来る場所になってるのですよ。

そっちにおもちゃがあったり子供たちが描いた絵が飾ってるんだけど、
そういう場所を作りたいと思ってつくったら、もう5年位経っちゃった。

白金新聞
アートハウスを作られて反響はいかがでした?

北澤元朗さん
ここで本の読み聞かせとかやろうと思ったんだけど、
小学校に行ったり色々忙しいんだよ。仕事も色々忙しくなっちゃったし。

仕事を週に2日だけしようと思ってたんだけど、3日くらいになっちゃってるから。
ちょっと忙しいんですよ。

週3日は仕事でしょ、ボランティアもするでしょ、
それからゴルフもするでしょ。

そうするとみんな休む日がなくなっちゃうんだよ。
だからもうちょっと暇にしないとさ。
手帳もこういう感じでいっぱいなんだから。
休みないんだから。

白金新聞
スゴイ(笑)

北澤元朗さん
疲れてるんですよ笑
でもボランティアやりたいし、絵もやりたいし。
音楽もやりたいし、これがどうしてもやりたいし、
だからどうしてもやめなきゃいけないのは仕事なんだよな(笑)

同級生はみんな定年退職して遊んでるんだから。
仕事辞めたいんだけど、後輩たちが手伝ってくれって仕事があるわけよ。

70歳過ぎてもうできないよって言うんだけど、頼りにしてくれるから、
ボケ防止でついついやっちゃってるのがいけないんだけどね。
これが忙しいんだよ。

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北澤さんのお仕事は
白金新聞
お仕事ってどういう内容になるんでしょうか?

北澤元朗さん
うちの仕事は、一人でやるときは絵の売買で、
どこかで良い絵を探してきてどこかに売る。
出来るだけリーズナブルに仕入れてリーズナブルに売るというのがポリシーですよ。

いま手伝ってるのは、若い後輩でデパートの画廊で展示即売会をやってる連中がいるわけよ。
そういう連中にどうしても手伝ってくれと言われちゃうから。

白金新聞
作品を集めるんですね。

北澤元朗さん
集めてやって展覧会を開かしてやってる恰好なんだけどね。
ほとんど普通の人が絵を買うのはデパートが多いんですよ。

例えばあなた達が家を建ててやっぱりカレンダーやポスターを飾るんだけじゃ寂しいから、
もっと気の利いたものは無いかって思うわけです。

そういうときに行くのはやっぱりデパートだと思うんだよ。

白金新聞
信用もありますしね。

北澤元朗さん
信用もあるし、デパートには画廊があるからね。
デパートで買う人が多いから、デパートで展覧会をやることが多いわけですよ。

白金新聞
今も残ってるってことは買いに来る人がいるわけですね。

北澤元朗さん
いっぱいいますよ。買おうと思えばみんなそこに行くわけですから。
だってあなた方も買いに行くしたらどこに行く?

白金新聞
やっぱりデパートですね笑

北澤元朗さん
デパートだろ?

白金新聞
美術館は高いので・・・

北澤元朗さん
美術館は売ってないから笑

白金新聞
展示を見に行くだけですもんね笑
色々お話を伺って思いましたが、北澤さんはアクティブですよね!!

 

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北澤元朗さん
アクティブと言うか、このまま人生が終わるのが嫌だと思ったわけだよ。
だって、商売というのは一応金稼ぐわけだからね。
絵も好きだからいいけど、絵を見てるだけで何もね・・・

白金新聞
いや、絵をみるだけでもすごいですけど笑

北澤元朗さん
世界中の美術館もかなり行ってきちゃったのよ、パリも、オーストリアも。
ほどんどの美術館を行ってきましたよ。
アメリカも行ったし、イギリスも行ったし。
でも、それは私にとっては勉強だからね。

白金新聞
仕事しながら行ったってことですか?

北澤元朗さん
そうそう、仕事の延長でね。夏休みとかにいけるじゃない。

白金新聞
仕事で行くこともあったんですか?

北澤元朗さん
仕事でいくこともあった。仕入れとかね。

白金新聞
仕入れ、凄いです!

北澤元朗さん
もう50カ国くらいいったんじゃないかな。

白金新聞
めちゃめちゃタフ!
人生経験がスゴイ。

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外国の文化国民性を知る

北澤元朗さん
例えばアメリカは面白くて、イチロー選手なんかがいくと喜ぶんだよ。
みんなアメリカの選手はホームランバッターをねらってるんだから。

白金新聞
アメリカの選手とは違って見えるということですか?

北澤元朗さん
そう。それでバントしてバーって走ってったりすると、
イチローはスゲーなアメリカ人は思うんだよ。

白金新聞
北澤さんはその感覚がわかるんですね。

北澤元朗さん
もうわかってる!アメリカ人ってのはそういうもんなの。
外国人のミュージシャンが違うことをやると喜ぶ。

今までやってないようなメチャクチャな音をだす人間がいると、
面白いねって言ってくれるのよ。

日本だったらダメよ。日本の伝統というのは、お習字がそうだよな。
お手本と同じように角と丸つけてくれるのよ。
アメリカではそれはだめなんだよ。

いや、ダメってことはないけど、きれいに書いたらきれいに書いたねって言ってくれるけど、
汚く書くとお前面白く書くな~って言ってくれる要素があるのアメリカは。

だから、そういうところでそアメリカと日本と違いがちょっとある。

白金新聞
野球で大谷選手がMVP取ったのも二刀流が理由ですか?

北澤元朗さん
あーそりゃもう喜んでるだろうね!!
ピッチャーとバッターの二刀流やってたら

白金新聞
なるほど、評価されるというのはそういうことだったんですね。

北澤元朗さん
アメリカが発展したのにはそういう理由もあるよね。
人と同じことやらないっていう。
芸術の世界ってのは特にそうなんだけどね。

日本で絵っていうのは習字と同じで、
江戸時代、明治、西洋の文化が入ってくるまでは
お師匠さんが書いた絵をそのまま写すっていうのが日本の絵だったのよ。

それで、西洋文化が入ってきてスケッチとかになったわけですよ。
日本はいかに先生と同じのを書くか。先生と違うものを書く人間はダメと。
ダメとの評価をされたものをアメリカ人や西洋人かなんかが
戦後に日本に来て面白いじゃないかって買っていったの。

若沖とかは全然だめだったんだよ。

白金新聞
すごいですね、へ〜!

北澤元朗さん
先生と同じに描いてないもんあれ。ダメだって言われてたんだよ、みんな。
それで外国人が買って行っちゃったの、タダ同然で。

白金新聞
あははは!評価がまだ低かったころに。

北澤元朗さん
そういうのがあった。そういうのがダメっていうのも日本の文化だから、仕方ないけどね。
アメリカ人の文化と日本人の文化を相互に影響し合う必要はあるよね。

白金新聞
北澤さんから見て最近の日本人アーティスとかどう思うんですか?
村上隆や奈良美智とか。

北澤元朗さん

村上隆はあそこにもあるけどね。いやいや、おもしろいですよ。

白金新聞
おもしろいんですね!!

北澤元朗さん
村上隆なんてもともと芸大出身の日本画家なんですよ。
日本画から逸脱してああいう方向に行ってる。

白金新聞
昔を知っていても評価されているって理由があるんですね。

北澤元朗さん
絵の世界ってね、音楽もそうだけど良い悪いだけじゃなくて、
ヘタであまりいい歌手じゃないと思っても
宣伝によってはドーンって大ヒットするんだよな。

白金新聞
プロデューサーですね笑
それが絵にもあるんですね!

北澤元朗さん
それがあるんだよ。
売り込み方によってはね。

白金新聞
仕掛け人みたいな人が、画廊とか画商さんにもいたってことですか?

北澤元朗さん
いるの。それはユダヤが一番多いけどね。
ユダヤっていうのはね・・・いやー話が長くなってしまうな、
ユダヤの話をしだすとね笑

白金新聞
あはははは笑

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北澤さんの仕事場
北澤元朗さん
昔の日本の絵だって変わったんだから。タダ同然だったの。
今、アフリカやフィリピンの絵を描いてる人で腕のいい人の絵を買っておけば、
たしかに価値があがるかもしれない・・・かもね笑

白金新聞
かもですよね笑

北澤元朗さん
ベトナムって、物価が相当安いからそこら辺に行って買えば
経済復興したあとにみんなが絵を買うようになって、絵が高くなる。

オランダっていうのは明治維新前から金持ちだったんだよ。

世界中の保険会社の大元があるんだよたしか。
日本の保険会社も潰れちゃいけないからその保険会社で保険をにかけてるんだよ。

白金新聞
保険会社がかける保険なんですね!

北澤元朗さん
そう。オランダはすごいお金持ちだったの。
それで、バブルが何回もあったてバブルの時に世界中からゴッホの絵を買ったの。
俺達の国の絵だ!って言ってね。

白金新聞
へぇ〜

北澤元朗さん
だからどんどん高くなったの。今一番高い絵がのがゴッホでしょ?

白金新聞
美術作品って・・・
経済と関係があるんですね。

北澤元朗さん
関係がある!!
アメリカの作家は高いですよ。アンリオーフォルダとかマークロスカだとか。
高いですよものすごく。
ヨーロッパが良かったのはね、ピカソだシャガールだミロだっているわけ。

ヨーロッパはヨーロッパでユーロがくっついてるからね。
ピカソはもともとスペイン出身だけど、今ではユーロで一緒になっちゃってるから。

ピカソはパリで花開いた画家だから、ヨーロッパの人間はみんな応援しますよね。
そういうバックボーンがあって、まぁ絵の話は長くなるからね笑

また今度話すとして、どこまで話したっけ?

白金新聞
だいぶ目利きできるって事ですもんね。
それで食べてきてるわけですからね、凄いなぁ。

北澤元朗さん
そんなことで、まぁジャズに行って、就職して、一応いろんな役職をやってね。
70歳で辞めてここに来て、ここが隠居所ですよ。

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白金を選んだ理由
白金新聞
白金で画廊を始めたのが平成25年ですね。

北澤元朗さん
そう。3.11があってね〜どうしようかと思って迷っちゃたよアレ。
私は東北の人間でしょ?こんなことになって、
日本は潰れるかもしれないって思ったんだよ。
新しく店を出すなんて辞めたほうが良いかもしれないって
随分考えたんだ。
でも、日本は沈没はしないだろうと!
みんなで応援すればなんとかなるんだろ、みたいな。

白金新聞
今思えば、沈没するかも?という雰囲気ありましたね

北澤元朗さん
でもアメリカは、これからはわからないよ。
自分たちに余裕が無いもん、アメリカ自身が苦しそうだもん。
ジャズがワッと流出した1960年台のアメリカっていうのは凄かったから!

白金新聞
エネルギーがですか?

北澤元朗さん
世界中を制覇できるくらいだったでしょ。
今、あの人が言ってるじゃない、America is NO.1だって。
もう凄かったんだからアメリカは。世界中を征服してたようなもんだからね。
その時はソビエトと東西で睨み合ってた時代だったし、
ヨーロッパは問題じゃなかったしね。

白金新聞
そういう情報もおさえておかないと、
絵の価値にも影響がでるからっていうのもあるんですか?

北澤元朗さん
それはあるよね。

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白金に思うこと

白金新聞
今後の白金についてどう思いますか?
街や開発のことなど・・・

北澤元朗さん
ここはもともと陸の孤島だったからね。

白金新聞
駅ができる前まではそうだったと聞きました。

 

北澤元朗さん
そうだね、ここができる前だから15年前くらいかな。
このマンションがたつ20年前くらいから再開発計画っていうのがあって、
それはこの辺にもともと住んでいる町会長やってた箕輪さんだったり、
その人たちが一生懸命やった人たちですよ

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白金新聞
白金の前はどこにいたんですか?

北澤元朗さん
中目黒ですよ

白金新聞
その時に白金を選んだ理由を知りたいです

北澤元朗さん
それは銀座にちょっと近くなるなと思ったってのもあったけど、
前に住んでいたマンションが小さいマンションだったから、
セキュリティの問題があったの。年を取ってくるからね、わたしも。

白金新聞
ここは住みやすいなと思ったってことですか?

北澤元朗さん
うん、極端に言えば車椅子でも買い物に行けるからね、クイーンズ伊勢丹に。
だから、年取ってもすめるなって事はたしかにあった
今度、この中にナースステーションもできるしね

白金新聞
ナースステーションもですか?

北澤元朗さん
いま一生懸命作ってるの

白金新聞
いろいろ無いと不便になってきたってことですね

北澤元朗さん
年寄りが増えてきたから。マンションの一番の問題はそれだよね、
老朽化してくると徘徊する人とか、一人暮らしのおばあちゃんが多くなってくる。
われわれの若い頃には団地ってのがあって、団地がそうなってますよね。
それをどうクリアできるかだね。

白金新聞
この辺りに単身者用のマンションが何棟も建ってますね
これから増えてきそうな気がします

北澤元朗さん
そういうのもできるかもねぇ
でも、単身者マンションはいろいろ問題もでるんだよね。
管理人いないでしょ。
ただ、その単身者マンションが分譲なのか賃貸なのかという問題がありますよ。
持ち主がいるなら、大事にしようとするでしょ?

白金新聞
そうなんですか

北澤元朗さん
管理人がいないんだから、小さいマンションは。
管理組合も無いわけよ。そういうのはなかなか難しい問題があるよね。

白金新聞
いろいろ問題があるんですね、、、。
今後白金に対してどういう形を望みますか?
どういう街であって欲しいですか?

北澤元朗さん
私は住んでるし小学校や児童館にも行ってるから、

子供たちが故郷と呼べる所であって欲しいと思う

私は田舎の育ちだから、田舎を故郷だと思ってるわけですよ。
田舎に行くとホッとするところがあるわけ。

白金新聞
たしかに・・・

北澤元朗さん
1つ今の社会の問題は一人の人間がダメって言ったらダメになっちゃう。
民主主義じゃないんだよな、抗議がないんだもん何も。
話し合いがないの。ダメって言われたらダメ。

白金新聞
いい形で話し合いできたら、、、

北澤元朗さん
子供たちが一番、我々バンドは子供たちも一緒に踊ってくれるの。

白金新聞
そういうのが良いですよね。

北澤元朗さん
うん、そうやって一緒に踊ってくれるから、そういう音楽だから。
だから、そのくらいまでならぼくは良いと思うんだよね。
あと、お祭りだとかお神輿だとか。

北澤元朗さん
僕は子供の故郷であってほしいと思うんだよね。
だって小学校の時に過ごすわけだから。

白金新聞
そうですよね、地元感がほしいですよね。

北澤元朗さん
やっぱり小さい頃の記憶って大事ですよ。

北澤元朗さん
祭りや御神輿一つ一つがね、子供の記憶に残って。
やっぱり故郷というイメージがほしいよね、
ふるさとていうイメージが。
良いふるさとであって欲しいですよね。

白金新聞
北澤さんってSNSやってますか?

北澤元朗さん
やってる、フェイスブックとか、ツイッターとか。

白金新聞
若いですね!!検索します。

北澤元朗さん
LINEは子供たちがいれるからモーちゃんになってるよ。

白金新聞
かわいい笑

北澤元朗さん
モーちゃんって呼ばせてるから笑
じゃないとおじいちゃんって言われるから。
モーちゃんって言いなさいって、小学生に笑
白金新聞
あははは笑

☆世界中を周った北澤さんおすすめの美術館☆
1.ルーブル美術館(フランス/パリ)https://www.louvre.fr/jp
2.オルセー美術館(フランス/パリ)https://m.musee-orsay.fr/jp/informations
3.ウィーン美術館(オーストリア/ウィーン)http://www.khm.at/

次回、
北澤さん【戦争とジャズ編】、【おもちゃの病院】と続きます

アートハウス白金
東京都港区白金1-17-1 白金アエルシティタワー棟1F
電話 : 03-3440-7577

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