港区立朝日中学校8期生どすん先生のお墓参り 2022.11.18
1933年卒業の朝日中8期生(現在港区立白金の丘学園)
今年で81歳を迎える同級生が10人集まりました。
今回、朝日中の恩師、寺井正一先生のお墓参りへ
先生の愛称は、寺井先生の”寺”から土(ど)寸(すん)読みでどすん先生
「みんなから愛されていた名物の先生でね。わざわざ鳥取県米子から来る人もいるんだよ」
そう語ってくれたのは理容室かわむら店主の河村弘一さん
今日の幹事です。
朝日中8期生集合
81歳といえば1941年生まれ。
1945年終戦、1964年東京オリンピック開催と
戦争、復興、経済発展を経験している世代
中学を卒業すると家計を助けるために就職する人が多かったそうです。
品川駅で待ち合わせして京浜急行電鉄立会川駅(たちあいがわえき)から徒歩15分
住宅街にある光福寺へ
境内には樹齢800年ともいわれる大きなイチョウの木が目をひきます。
どすん先生の思い出
河村弘一さん
「どすん先生は本当にあたたかい人でね。修学旅行の時、旅費が払えなくて行けない子がいてね。戦後だからね」
白金新聞
「まだまだ厳しい時代ですから、しょうがないですよね」
河村弘一さん
「そうしたら、先生がその子の分の旅費を払うからって行ける事になったのを憶えてるよ。当時、可哀想と思ってもポンってお金が払える時代じゃないからね」
白金新聞
「頭で払ってあげたい思っても、できるできないがあるじゃないですか」
河村弘一さん
「こうやって声をかけるとみんな集まるんだもん。亡くなった後も同級生に再会できるきっかけを作ってくれている素晴らしい先生だよ」
道中では、ざっくばらんに冗談を言い合ったりして中学校時代の関係が垣間見えて
同級生と集団行動するとこんな感じだったな〜って懐かしい気持ちになれました。
すると参加者の一人が、
「白金新聞やってると聞いたからこれゆっくりみてよ」
家族の思い出ブック
「父の大きな愛と、母の命懸けの深い愛情に支えられ、今日の私達があることに感謝している」
(まえがきより)
父の生誕100年と母の17回忌にあわせて作った家族用の自作本
記憶をたどり、親戚を周りと情報収集して作成されたそうで白金での暮らしが詳しく書かれています
マメで熱心な方じゃないとできない完成度。きっと親戚の方も喜んだと思います。
白金の思い出話へ
作者の方は、白金3丁目北里病院あたりで暮らしていたそうです。
「父が仕事でよく福沢さんの屋敷に出入りしてたよ」
当たり前のように話す福沢さんが、あの有名な福沢諭吉さんでびっくり
港区で一番賑わっていた時代の四の橋商店街の話や
上生菓子の青野、泉岳寺巡りの穴場スポットや、道路に横断歩道を作る苦悩などたっぷり聞くことができました
なかでも、懐かしいと一番盛り上がったのは小寺醤油店の写真
※現在は東京都小金井市へ
参考記事▶︎江戸東京たてもの園・小寺醤油店
白金新聞にとっては、ネット検索しても出てこないネタばかりで
もっとお話し聞きたかったです。
今回、朝日中学校8期生恩師のお墓参りに同行させていただきましたが、不思議な充実感
日が暮れてくると、今日は良い日だったと思える1日に感じました。
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白金新聞
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